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野上です

1日目移動日
 12月3日(日曜)成田13時45分発JZL417便にて12時間30分のフライトでミラノへ入り、アリタリア航空AZ056便に乗り継ぎ1時間35分のフライトで目的地
バルセロナへ22時35分 (現地時間) 着の予定で出発致しました。が、ミラノにて大幅な遅延でホテルに着いのが朝の3時でした。安全の為には必要な事ですが、それ以外の事は流石ラテンの国だと感じさせられました。日本との時差は8時間遅れです。

2日目
 朝7時にホテルを出発し、永峰先生憧れのガウディ作のサグラダファミリア(120年経過しても今なお建設中)や地中海を見下ろす素晴らしい景色のグエル公園を永峰先生に代わって見学し、ラ・ロンハを経由しバレンシアと移動致しました。
 バルセロナは最後にスペインに統合された地であるが故、独自の言語を持つ誇り高き地域のようです。日本は単一民族で平和です。その後バレンシアから翌朝グラナダへ
サグラダファミリア


3日目
 グラナダのアルハンブラ宮殿と美しい庭園のヘネラリーフェ、サクロモンテの丘を見学。
アルハンブラ宮殿はイスラム教とキリスト教が混在し贅沢と欲望と残酷さが渦巻く宮殿の印象を受けました。例えば王が形成したハーレムの周りで音楽を奏でさせ、演奏家達にその様子を見られまいと彼らの目を潰すという卑劣な行為もあった様です。
 その夜洞窟の町タブラオにて汗が飛び散るフラメンコを目前でみられたのは圧巻でした。
男性踊り子の汗が目に入りましたが・・・。
ヘネラリーフェ庭園サクロモンテの丘からフラメンコ


4日目
 地中海を見下ろす白い村ミハス。美しくも素晴らしい感動の日の出!美しい地中海の景色!そしてそこにいる最高の犬、猫、馬、ロバ、人!ここに鶏がいなかったのが少し残念だ。何故なら鶏が揃えばブレーメンの音楽隊。
その後セビリアの世界で3番目の大きさを誇る大聖堂のゴッシック様式のカテドラル、鐘桜ヒラルダの塔、スペイン広場(イタリアが本場でなかった)黄金の塔などを見学しました。
ミハス大聖堂とヒラルダの塔



5日目
 コルドバにてメスキータ、ローマ橋を見学しラ・マンチャ地方のドン・キホーテで有名な風車の村コンスエグラ。小高い丘から両面に広がる壮大な景色とここの夕日もまた素晴らしいものでした。その後マドリッドへ
メスキータの塔メスキータ内部コンスエグラの風車の丘


6日目
 早朝にも係らず行列のできているプラド美術館へ。ルーベンス、エル・グレコ、ゴヤ等の世界的名画が展示されており、ゴヤの絵に隠されている風刺や、画家の必ず絵の中に記されている癖など感慨深いものがありました。ピカソもここの館長をしていたそうで、かなりの影響を受けたそうです。
 昼より元のスペインの古都で世界遺産のトレドへ。ここは色々な宗教に翻弄され侵略と殺戮の歴史が渦巻きレコンキスタによってようやく平和になるも、いつ襲われるかという恐怖から囲いという要塞の町が形成された様だ。川に囲まれた外観の景色は壮大だった。
スペインの色々な宗教支配による建築様式(アジアに近いものもあった)や文化を知り感慨深いものがありました(今はキリストでマリアを崇拝)  日本は平和です。
古都トレドの街並みトレドのカテドラル


ほぼスペインを1周する旅で2000キロ以上を走り抜けました、
車窓からの景色はとにかく広い平野、地平線。サンセット・サンライズの美しさにつきます。また遠くの山々の峰から風の道が感じられる程広大で、アフリカに近い事もあり昔は繋がっていたと感じさせられる地形や海底であったと想像がつく岩場等。色んな景色・自然が楽しめました。

人と動物の共生は非常に上手くいっているようで、殆どの犬がノーリードで犬も人も楽しそうにみえました。糞便の始末もわりと出来ていたように思います(馬の糞は結構ありましたが)又皆さん気さくに接してくれ、たくさんのワンちゃん猫ちゃんに触れる事ができました。
ただテロへの警戒から地下鉄には口輪をされたシェーパードが乗っておりました。これはバリのホテルでも見た光景でした。考えさせられます。

オリーブの生産は世界一(私はイタリアだと思っておりました)で、どこにでも実のなっている甘いバレンシアオレンジやイベリコ豚の生ハム、パエリア、スパニッシュオムレツ、ホットチョコレートにつけて食べるチュロス等を食す事ができました。

 社会保障もしっかりしており年金はきっちり支給されクリスマス時期には孫へのプレゼントをする為に年金ボーナスも支給され消費に繋がっている様です。医療費も無料でこれらは全て消費税でまかなっているようです。又少子化対策として第3子目には500万円支給され、大学の授業料は年4万程のようです。

 車はCO2の排出減として小型のディーゼル車が多くフランスのプジョーやドイツのアウディを多く見かけました。もちろん煤対策のフィルターもきっちり行っているようです。又他のヨーロッパ諸国の観光客誘致の為高速道路は無料でした。

 マドリッドでのホテルはレアル・マドリードのホームスタジアム近くでした。帰路マドリッドの空港ではジャケットにエンブレムを付けたプロのサッカーチームが現れ、レアルかと思いましたが・・・。皆かっこよかったですよ。
それを横目にイベリア航空にて定刻にマドリッドを発ち、ローマ経由JAL便で無事成田に着きました。が、私のスーツケースが出てこない!
 12月14日(金)マドリッドの空港で積み忘れられていた私のスーツケースが帰って参りました。これで時差ぼけと共にやっとわたしの旅も終わりました。

追伸:スリの多いスペイン。日本のパスポートが高額で取引される様で声の出さない大人しい日本人は狙われる様です。こちらの手口はスリでなく強引に取る強盗の様なもので、
現実に若い男性が取り囲まれ、一緒にいた数人の中年のご婦人パワーが撃退したという話を聞きました。
あと余談ですが、イベリア航空の飲み物、軽食サービスはサービスと思い込んでいたのでサンドイッチとコーラで10ユーロ(1,660円)には少し驚きました。



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2007.12.17 Mon l 日記 l top